ムシ歯も歯周病もバイ菌が原因です。お口の中のバイ菌を減らすにはどうしたらよいでしょうか。

@ バイ菌のエサをへらす。《糖分の制限》
間食の回数を減らす。(量よりも回数を減らすことがより重要です。)
キシリトールの応用。(詰め物・被せ物の多い方はキシリトールタブレットを
お奨めします。ガムは詰め物が脱離しやすくなります。)
食事の内容の改善。
a) パンよりご飯。(膨らますためパンには砂糖か使われることか多い。メロンパン
にはペットシュガー4本分が含まれます。)
b) リンゴジュースを飲むならリンゴを食べる。(缶ジュース・缶コーヒーにはペッ
トシュガー2〜3本分が含まれます。)
A フッ素の応用
歯磨き粉はフッ素入りを使う。
歯磨き後に、仕上げ用フッ素ジェルを使う。
歯科医院で定期的にフッ素を塗る。
B 定期的に歯石取り・クリーニングをする。
お子さんで3ヶ月に1度、大人の方で6ヶ月に1度が目安になります。歯磨きに自信
のない方・歯石の付きやすい方は、もう少し短いサイクルでの処置をお奨めします。
C うがい薬を使う。
グルコン酸クロルヘキシジン入りをお奨めします。(作用時間が長い。イソジン系は
短い。)
商品名 コンクール・口臭プロダクション
D 歯間ブラシ・糸ようじ・エンドタフトを使う。
一般の方が普通の歯ブラシだけで100%磨くのはまず不可能です。
E 生活習慣の改善・免疫力の強化《ムシ歯も歯周病も生活習慣病です。》
規則正しい生活
a) 十分な睡眠
b) 適度な運動
c) 適度なストレス
d) 体が疲れすぎないこと
バランスの取れた食生活(乳製品は免疫力を高め、カルシウムを補給します。)
自然に親しむ。
笑う。
タバコを吸わない。
糖尿病や高血圧をコントロールする。(相乗効果で歯周病が悪化しやすい。)
F 特殊な治療法
内科的歯周病菌除去療法
飲み薬(抗生物質)と特別な歯磨き薬を使用します。頑固な歯周病や、歯周病の
手術を望まれない方が適用となります。
ムシ歯菌除去療法
マウスピースに薬を入れて、歯に装着する方法。適応症は
a) ムシ歯菌の多い方・ムシ歯の多い方
b) 妊娠されている方・妊娠を希望されている方(ムシ歯菌は母親から子供に
つる確率が高い。口腔内細菌による早産の確率を下げる。)
c) 0〜3歳児と同居されている方(ムシ歯菌は3歳位までにうつります。)
posted by あいおう at 17:13
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トレビアの泉 歯科編